日曜日, 2月 27, 2011


中国の農業汚染の実態について
 驚異的な高度成長によりGDPで日本を抜いて世界第2位の経済大国となった中国にも「公害病」は当然ながら存在しますが、中国政府は依然としてその存在を公式に認めていないのが実情です。
2011年2月発行の週刊誌「新世紀週刊」はカドミウム米の殺意という特集記事を連載しました。南京農業大学農業資源・環境研究所が中国の6地区(華東、東北、華中、西南、華南、華北)の県レベルの「市」以上の市場で販売されたコメのサンプルを無作為に170個以上購入して科学的に分析した結果、その10%のコメに基準値を超えたカドミウムが含まれていたという。これは2002年に中国政府が全国の市場で販売されているコメについての検査結果の「カドミウムの基準値超過率」10.3%と基本的に一致したのです。 鉛含有は28.4% カドミウムは10.3%

 中国のコメの生産量は約2億トンであるが、基準値を超えるカドミウムを含むコメが10%あるとすれば、その量は2000万トンとなり。日本の2007年におけるコメの生産量は882万トンであるから、中国の「カドミウム汚染米」は日本のコメの年産量の約2.3%倍もの膨大な量である。
 
 これらの汚染米を生産している農民たちは、生産したコメがカドミウムに汚染されているなどとは知らず、自家消費し、そのほかは業者の売り渡す。こうして何も知らない消費者もカドミウムが体内に蓄積される危険なことである。

 私たちの毎日食べるコメですから「日本のコメが高いからといって」中国産のコメを食べてはいけないのです。

  

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